<サイクリングとの出会い>

 あれは中学2年の夏、本屋でふと見かけた「サイクルスポーツ」なる雑誌が眼に止まった。 
表紙にはキャンピング装備のサイクリストが立ち止まり、ボトルの水を飲んでるだか、顔にかけ
ているだかが写っていた。
 「かっこいい!」山こじ、早速購入し隅から隅まで読み漁り(この頃からマニュアル人
間?)たちまちサイクリングの虜になってしまった。
 その本は夏とあってサイクルキャンピングの特集をやっていて、ツーリングの計画・宿泊(キ
ャンプVS民宿VS国民宿舎VS旅館VSユースホステル)・食事(自炊VS外食)・はたまたその
ころはやりだした輪行のことも・・・。
 さすが、「高校生や大学生たちは行動力が違うな〜」憧れはピークに達した。
それからは通学に使っている自転車を毎週のようにドロップハンドルに戻して(もともとがドロッ
プ仕様だったのでハンドルを付け替え、ブレーキレバーを付け替え、ワイヤーを付け替え、バ
ーテープを巻き換え・・・)、リヤキャリアを取り外し、サイクリングをしていた。
 部活は剣道をやっていたのだが、サイクリングは趣味なので高校でも剣道は続けていたのだ
が、クラスに、やはり自転車好きがいて本格的な自転車が欲しくなってくるのは当然のことだっ
た。

しかぁ〜し、山こじには金がない!

(そのころから今までず〜と変っていない)
 
しかたなくお小遣いはもちろん、昼飯代も貯金する毎日を繰り返す日々。
そして、最初はハンドル(日東132)・ブレーキレバー(DIA144)・フリー(なぜかジュラ15〜2
4)・マキシィU(50×32)・ペダル(三ヶ嶋クイル)etc・・・と、小金ができたら電車で志木のヨシ
ダまで買いにいき、大物のフレーム・ホイールセット(1万5千円から2万円はする)は、またま
中金(?)が貯まるまで待つ・・・と言う繰り返し。
 苦節10ヶ月、ほぼ8万円位かかってやっと形になったとき、(組みあがったのが夜中にもかか
わらず)外へでて乗り回していた。


津久井湖にて
               わっかいい〜♪(若い+かわいい?)

 上の写真は30年前の高1(16歳)の時の写真。 よ〜く見るとチェーンホィールにカバーが 
付いていて初々しい。 服装はヤッケ・ジャージ、なんと靴は今をときめくNIKEと提携する前の
オニツカタイガー(だから???)なのだ。

それにしてもかっちんかっちんNACPのフロントバッグ



TOPBACK