2006.2.5
  山こじ通信vol.11
   筑波山876m
 

              雪の富士、紫の筑波は関東の二名山
          二峰並立で東峰を女体山としてイザナミノ命を
                     西峰を男体山としてイザナギノ命を祀った
  

<出発>
 三蔵の一声で今回は筑波山に行くことになった。  新春の登り初めは西から関東平野を眺
める棒ノ折で、今回は東から関東平野を一望できる筑波山という訳だ。
 2月4日土曜日、山こじは仕事から帰ると風呂・飯と速攻で済ませ仮眠を決め込んだ。 
11時に起きると同時に三蔵がくめだに村の我が家へ到着。  

 新妻ちゃん   「あんたっ! これから山へ行くのに
                        お酒なんか飲んで大丈夫なの!」

 山こじ      「大丈夫だよ、今日は三蔵の運転だから・・・・」

 新妻ちゃん   「げっ!・・・・・・(本当に大丈夫かしらん?
                           あの鬼より怖い三蔵さんのバックで)」
 
 山こじ      「大丈夫だって! 高速をバックでは走らないだろうし・・・」

 そんなこんなで三蔵の車にザックを積み込み出発。  後ろには、まだ不安気な顔で見送
る新妻ちゃんがいた。
 12時に所沢駅でようへい君と合流し、関越〜常磐と乗り継ぎ筑波まで行く。
 途中の車内では、あまりにも懐かしいフォークメドレーで三蔵と二人で盛り上がったが、よう
へい君には・・・・?だろうな。  なんてったって生まれる前の歌だもんな。

  ちなみに我々の時代はフォーク全盛でニューミュージックと言われ始めた頃で、
 山こじはアリス・チュウリップ・かぐや姫・陽水・グレープ・コウタロー・ばんばん・・・
 思い出せばキリがないのでやめます。ちなみに三蔵との「戦争を知らない子供たち」「岬めぐ
り」はとってもお気に入り!

 しかし、車を運転をしないで、さらにリヤシートに座るなんて一年の内に何回あるだろう?
でも山こじ考えが甘かった!  リヤシートは寒い。 風が巻き込む。  スピーカーが近いので
うるさい。 と最悪だ〜。
 途中、一回だけ休憩をとり無事(ホッ)に筑波山の市営駐車場へ着いた。
さあ、まだ夜明けまでには時間はあるぞ!と仮眠をすることにした。
 山こじようへい君の寝袋も用意してきたので三人揃ってミノムシ状態となって寝た
 5時、山こじにとってはいつもの起きる時間だ。 三蔵は・・・と見ると高いびきだ。
ようへい君と顔を見合わせ、「まだ、いいか」と寝かせておくことにする。
 5時半、相変わらずまだ起きないので、寝袋に包まる。 6時半、三蔵いきなりムクット起きる
やいなや・・・

 三蔵  「もう、こんな時間?  何で起こしてくれないだよ〜。」

 山こじ  「さっきから何回も起こしとるわい!(怒)」  

 ようへい ・・・んだんだ・・・(うなずく)

 山こじ  なっ! ようへい、平ガ岳の時とおんなじだろ!」

 ようへい ・・・んだんだ・・・(大きくうなずく)

 三蔵   「7時に出発!」(弟子たちにバツが悪いのか勝手に決める)

 師匠(やっぱこっちの支障だろ!)の一声で準備を始める。
                んだんだ!  byようへい
 
                筑波山神社

<登山道>

         歴史の道
 やっぱり歴史のある山だな〜。  霊山として何人もの人達が登ったであろう山道を我々は
今歩いている。  三人で汗を掻かないようにゆっくりと登っていると、なにやら後ろのほうが騒
がしい。  耳を澄ましてみると、やたら元気なとっつあんがパーティーを引き連れているらし
い。  だんだん近くになってきたので、やり過ごすために一服点けることにした。 
 やがて、とっつあんパーティーがやってきて・・・・・

 とっつあん 「なんだ?変な所で休憩するなぁ         
          登ってきたのか?降りてきたのか?」

 山こじ   「登りです・・・」
 
 とっつあん 「もう少し上にベンチがある休憩にいいとこがあるのに・・・
           俺なんか休憩なしで
             登ぼっちゃうのに・・・なあ〜みんな〜」
                              (ほかのとっつぁん達は無視している・・・)」
・・・と我々の前を通り過ぎて行く・・・

 三蔵    「う〜、るさいわい!(怒)
       おめ〜らをやり過ごすために休憩してるんだい!
        あ〜せっかくの雰囲気が台無しだ〜ん〜むかつく!!!」

 まったくがさつなとっつあんに気分が壊れる・・・
気を取り直して再び上り始め、 程なくロープウェイ山頂駅に着く。  ここは男体山と女体山の
肩にあたるところだ。  一息入れすぐに男体山へ向かう。雪が少しだけ残っているが、風が強
いからだろう。 ほとんど吹き飛ばされてしまうのではないかな。

  
   男体山にて弟子二人

 男体山から戻り、適当な休憩場所を探しながら歩くと・・・・ありました。  
しっかりしたベンチとテーブルが・・・。  
 さっそく三蔵はここで「昼飯!ポトフを作るぞ!!」
 と、山こじの意見も聞かず「山こじ!お湯をわかせ!」
 と、命令が飛ぶが、コンロの火が点いているんだか勢いがない。  それもそのはず、
気温はマイナス8℃だ。  コンロをいじっている手が痛い。   それでも三蔵は、かじかんだ
指先で器用でもないのにジャガイモの皮むきで格闘している。 (あっぱれ!)
 しかし・・・やっぱ無理と判断して撤収!
                               (三蔵もギブアップ!)
 観光地なので、適当な休憩場所など無く観光をしながら女体山へ着く。

   
            セキレイ石にて              女体山にて

 
                     関東平野が一望

                     
 向こうの光っているのは霞ヶ浦
                         手前で光っているのは????

 
                    やっぱ富士でしょ!!

 一通り観光を済ませ、休憩する場所を求め飯抜きで下山を始める。
さまざまな奇岩をみながらもようへい君の心は・・・
               「ひるめしはまだか〜!」
                       
もくもくと下山していると、やがて白蛇神社についた。  ここを逃すと筑波山神社に降りてしま
うのでここで待望のひるめしにする。んだんだ byようへい)

さきほど山頂で野菜をカットしてあるのであとは煮込むだけと、三蔵料理長特製ポトフの出
来上がりを待つ。
    ん〜まい!山ではなんでもおいしい!!
                               何だって!!(怒)  by三蔵
           
                       三蔵特製ポトフ

   
        相変わらずの山こじ                満足のようへい


                   あるちゅはいま〜の料理人 三蔵師匠

 昼飯を終え、再びあるきだすと程なく筑波山神社に着く。  
今回は、百名山とは言えあまりにも観光化され過ぎた筑波山だったがこれもあり?として無事
終了とする。  次回は何処にしようか・・・。

 
                   今回も楽しい山行きでした

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