2007. 9. 23
山こじ通信vol.24
八ヶ岳(編笠山・権現岳)



山行き行程(日帰り 2007.9.23)
第一日目(予定歩行時間 9時間00分) 撮影+小休止含み 9時間09分
・・05:30・・・・・・・・・・・・・・・06:30・・・・・・・・・・・・・・・07:17・・・・・・・・・・08:44〜09:00 ・・・・・09:29〜09:46
 観音平 (1:00) 雲海展望台 (0:50) 押手川 (1:20) 編笠山  (0:20) 青年小屋
 1570m・・・(1:00)・・・1880m・・・・(0:47)・・2090m・・(1:27)・・2524m・・・・(0:29)・・・2380m
・・・・・・11:19〜11:45・・・・・・・・・12:15・・・・・・・・・・・・・12:59・・・・・・・・・・・・・・・14:50・・・・・・・・・・15:38
(1:30) 権現岳 (0:40) 三ツ頭 (1:00) 木戸口公園 (1:35) 分岐 (0:45) 観音平
(1:33)・・2715m・・(0:30)・・2580m・・(0:44)・・2240m・・・・・・(1:51)・・・・・・・(0:48)・・1570m


2〜3日前の予報では、連休の天気は良さそうだったのだが、・・・
 土曜日、すでにザックの準備は出来ているので、ETCの夜間割引に合わせて自宅を出発し
た。
 今回は八ヶ岳でも主峰の赤岳の南に位置する編笠山権現岳を巡り、キレットを経て赤岳
をピストンするコースにした。 途中のキレット小屋でテント泊をする予定だ。
6月に開通したばかりの圏央道入間ICから八王子JCまで快適に走る。 
「料金が高い」とかで貨物トラックなどほとんどいない。 自然保護団体と揉めていた高尾の山
を貫通しているトンネルを抜け中央道と合流。 この間とっても快適だった。
 中央道に合流してからも順調で小淵沢ICまで渋滞など皆無だ。 観音平の駐車場に無事
に到着して仮眠を摂った。
 朝5時頃から登山の人たちが動き出してきた。 山こじもぼちぼちと準備を始めた。
今回は展望を楽しみながらのハイキングコースと、はなっから、舐めてかかっているので準備
運動もせずに出発(05:30)
少し汗ばんで来た頃に雲海展望台に到着。(06:30) 



 今日は雲っているので展望は全く無しだ。 それどころか何時頃雨が落ちてくるのか心配だ。

 

 やがて、押手川に到着。(07:17) ここまでで、すっかり汗びっしょりになってしまった。
陽射しはないのだが、湿度が高いのだ。

 



 編笠山に到着。(08:44) 岩礫の累積する頂上はガスの中、展望はゼロだ。 
天気が良ければ最高のパノラマが広がっているはずなのだが、・・・。 
じっとしていると寒いのでフリースを着込む。 コンビニで買った、おいなりさんを一つ摘んだだ
けで、ハイマツの中の道を青年小屋に向かう。(09:00) 
ハイマツが終わると広大な岩礫の広がった先に青年小屋が見えてくる。



岩のペンキの印を辿りながら青年小屋に・・・



いや、「遠い飲み屋」に到着?!(09:29)

とりあえず、ビールを注文! つまみは・・・?  



無いじゃないか!! 
  仕方なく、持参のピリ辛かまぼこをつまみにして一息入れる。

 今までだったら、たばこを吸いながらビールを片手に景色を堪能するところだが、今日は景
色も期待できないし、たばこも、ついこの間で止めてしまった。 ビールを飲み干すと間が持て
なくなる。 小屋の人に今夜の天気を聞くと予報では雨になるそうだ。
 権現岳に向かうべく出発。(09:46) 途中で晴れ間がでたので編笠山を写真に収めることが
できた。 



 今日は目まぐるしく天気が変りそうだ。 
権現岳に着いた時点でテント泊をするか決定しようと思う。
のろし場(2530m)に着いた時には大汗を掻いていた。(10:18)
編笠山から青年小屋に下り、のろし場に上っても標高はあまり変らない。 
くたびれ損みたいなものだ!
休憩をして眺めていると、先行している人達がギボシのガレ場に取り掛かっているみたいだ。
オバチャン達も結構がんばっているようだ。 山こじも、もうひと踏ん張りだ。
ギボシのガレ場は鎖が張ってあり、足元もそんなには悪くは無い。 
ただ鎖に頼り過ぎるのは要注意だ。 



 

 山こじはアンカーやハーケンを確認しながら鎖を触らずに通過したが、抜けそうなハーケン
が3〜4本はあった。 反対側から来た団体のリーダーに伝えておいた
 皆さんも気をつけましょう! 
           ロープや鎖も絶対はありえない!
 
 

権現小屋のすぐ上の所の分岐で皆が昼食にしていた。(11:19) 
目指す赤岳の方向は、全く見えない。 
    これで決まった。 今回は日帰りで我慢しよう。 
そうと決まれば、のんびりと昼食にしようと思ったが、先着の人達は充分な休憩を終えたらし
く、そろそろ出発するみたいだ。
面倒臭いので持参のパンをかじっただけで食事は終了!先行していた人達と一緒に周回コー
スの三ツ頭に向かう。(11:46)
 まったく、今日のザックは足トレの為だけに背負ってきたみたいだ。 これと言った景色もな
く、ひたすら下るのみだ。
まったく、景色の無い道を歩き三ツ頭(2580m)に到着。(12:15)

 

少し雨も落ち始めて合羽を身に着ける人も出始めた。 山こじは暑くて仕様がないので、まだ
合羽なしで歩き続ける。 
木戸口公園(2240m)に到着、景色も何もないので、写真を撮っただけで通過。(12:59)



しばらくすると、とうとう空が泣き出した。 木陰で慌てて合羽を着込む。 
樹林帯まで下っていたのでラッキーだった。
すでに汗だくで、暑くて仕様が無いのに、合羽まで着るハメになるとは、・・・。
ただひたすらに、足元を見つめ下るだけという単調な時間が過ぎ、先行の人達が休憩している
所で一緒に休憩を取った。 すでに、つま先は痛く、膝は関節が軋むようになってしまった。 
汗でぐちゃぐちゃになりながらも、やっと八ヶ岳横断歩道の分岐に到着。(14:50)
 この道はハイキング道なのだろう。 平坦でとっても歩きやすい。
やっと、足を休める事が出来ると思ったら、やっぱり山道になってしまった。
何だかんだと涸沢まで下り、もう一回上り返して、やっと観音平に戻って来られた。(15:38)



今回は展望の全く無い、残念な山行きになってしまったが、次回に期待して紅葉の季節か残
雪の時期に、また歩きたいと思う。



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