第二日目(8月14日 晴れ)
朝だ〜〜!の感激など全然無く起きだした。 時刻は5:00.
監視員が来て追い出されはしないかとヒヤヒヤしていたから、満足に眠れなかった。
とにかく、洗面・洗体(?)を済ませ、自転車の整備をした。
3人連れの内の1人も俺と同じ様に眠れなかったらしくウロウロしている。
「他の2人は?」とテントを覗くと、丸くなって気持ち良さそうに眠っている。
ウラヤマシイ神経の持ち主だと感嘆符!!!
ゆっくりし過ぎるほどのんびり過ごして8:00に出発。
朝食抜きで走るのはチトつらい!!
「韮崎に着けばメシだぞ!」と彼らに言い聞かせ4人が一団となって頑張った。
韮崎では、まだ開店していない食堂に飛び込んで拝み倒し、山こじは冷やし蕎麦、彼らもなん
か知らない麺類を注文した。 まだ、ご飯が炊けていないと言うので仕方が無い。
「さ〜ぁ飯も食ったし走るとしよう!!」と言って走り始めたのはいいが、ダラダラと続く上り
坂の連続だ。 山こじは彼らよりも装備が軽いから先行して走った。
(彼らは4バッグのキャンピングだった)
休憩を繰り返しながらも富士見峠には0:30に着いた。
昨夜、食堂の人に道の状態を聞いていたので、この後は下りだけだと知っていたが、とにかく
この上りはキツカッタ!!の一言につきる。 朝から44qの上りっぱなしだったのだ。
(二日続けて朝から上りオンリーとは・・・)
さぁ〜、ここからは茅野までは下りっぱなしだ!
13qを30分で走りきって駅前の食堂で昼食とした13:00。
ここから先は行く方向が違うので写真を撮り住所を交換して、お互いの旅の安全と健闘を誓っ
て別行動となった。
彼らと別れてから、峠越えに備えて缶ジュース2本を買い安国寺というバス停で、またも休憩
した。 一息入れて「さぁ〜杖突峠にアタックだ」と出発。
途中2回ほど足を着いたが50分位での杖突峠の茶屋兼バス停に着いた15:08。
「さすが!いい景色だ!!」 美ヶ原や八ヶ岳、諏訪湖までも見えた。
傍にいたおじさんと話がはずみ、金時のアイスをご馳走になった。(ありがとうございま
す)
峠で1時間ほど休んで今日の寝ぐらの高遠町に向かって下りはじめた。
途中の山村の風景には、心が和む思いだ。 思わずシャッターを押す。
峠からは24kmの下りだ。 いい加減にくたびれた頃、高遠町に着いた17:00。
早速、道を訪ね高遠城跡公園へ向かう。
公園までの坂道は、なるほどサイスポでキツイと書いてあった通りだ。
(サイスポ=サイクルスポーツ 八重洲出版の自転車雑誌)
よくもまあ井口君は休まずに上ったものだと感心した。
(井口君・・・当時、サイスポの企画で「峠を走る」に参加していた大学生だったと思う)
山こじは門跡の札の所でたまらずに足を着いてしまった。
仕方ないさ、井口君はランドナー、山こじはキャンピングだ。 ライト級とヘビー級の差だ。
城跡公園ではカップヌードルを作って食べたり、園内を見て廻ったりして時間を潰した。
夕方になってから近くの中学校の水道で体を洗った。 実に2日ぶりだ。
日が暮れてからテントを張ったのだが、ここは史跡なので、またも眠れなかった。
(またもキャンプ禁止の場所です・・・時効?)
近くの酒屋さんから見廻りなどしてはいないかと聞いてあるのだが、後ろめたいことをやってい
るからなのか? (国・公立公園内ではキャンプ禁止、史跡も・・・当然!)
本日の走行 92.4q
第三日目へ続く